「どうせ自分にはできない」「きっと失敗するに違いない」「全部、自分のせいだ」──。
気づけば、そんな否定的な言葉が頭の中をぐるぐる回っていませんか?
実はこれは性格の問題ではなく、心理学でいう “認知の歪み” が大きく関わってます。認知の歪みとは、物事を偏った見方で捉えてしまう心のクセのこと。
例えば、たった一度の失敗を「自分は何をやってもダメ」と一般化してしまったり、人間関係のすれ違いを「全部自分のせい」と決めつけてしまったりするのも、その典型です。
ネガティブ思考の裏にある「自動思考」
心理学では、無意識のうちに浮かぶ否定的な考えを 自動思考 と呼びます。
私たちは出来事を瞬時に解釈しようとするため、過去の経験や思い込みがフィルターとなって「どうせダメ」という答えを出してしまうんです。
この自動思考が繰り返されると、自己肯定感はどんどん下がり、「行動する前に諦める」という悪循環に陥ってしまいます。
心理マネジメントのポイント
ネガティブ思考のクセを手放すには、いきなり「ポジティブになろう」とする必要はありません。大切なのは、 “気づき” と “距離をとること” です。
思考をラベリングする
「あ、今“どうせダメ”って思ってるな」と言葉にして客観視しましょう。名前をつけるだけで、その思考と自分を切り離すことができます。
事実と解釈を分ける
例えば「プレゼンでうまく話せなかった」という事実と、「だから自分は無能だ」という解釈は別物です。まずは事実だけを取り出してみましょう。
“例外”を探す
「どうせダメ」と思ったら、「でもこの前はうまくいったこともあったな」と、過去の成功体験を思い出してみてください。脳は例外を意識することで柔軟に修正されます。
まとめ
ネガティブ思考の癖は誰にでもあります。それを「性格だから仕方ない」と決めつけるのではなく、「認知の歪み」という心の習慣だと知るだけで、少し気持ちが楽になるはずです。
今日からできる小さな心理マネジメント術を積み重ねていけば、
「どうせダメ」から「まあ、やってみよう」へとシフトできます。
あなたの心のクセも、気づきと工夫で変えていけるんです。
画像引用:O-DAN