【心理学で読み解く】イライラする上司との関係に疲れたあなたへ|心を守る7つのセルフケア術

イライラ

「上司の顔色をうかがうだけで疲れる」

「報告するだけで緊張する」

「イライラが自分に向くのが怖い」

こうした状況に心当たりがある人は、心理的ストレスにさらされている状態かもしれません。

この記事では、「イライラする上司とどう距離を取ればいいか」を解説し、
自分の心を守るセルフケア術を紹介します。

【前提】その疲れは「自分の性格のせい」ではない

人間関係に悩んでいると、つい「自分が気にしすぎなんじゃ…」と思ってしまいがち。ですが、

🔍 心理学では、“慢性的なストレス環境”にいると、誰でも敏感になりやすいとされています。

つまりあなたが感じているストレスは「心が正常に反応している証拠」です。

画像引用:O-DAN

1.上司の感情は“自分の責任”ではないと線引きする

心理学では「パーソナル・バウンダリー(心の境界線)」という考え方があります。

上司の怒り → 上司の課題

自分の業務 → 自分の課題

というふうに切り分けて考えるだけでも、心の負担は軽くなります。

2.心の“防衛フィルター”を持つ(感情のバリア)

相手の感情に巻き込まれやすい人は、「共感力」が高い人です。

でもそれが自分を苦しめてしまうときは、あえて“無関心”を装うことも立派なセルフケアになります。

3.コミュニケーションは「論理モード」に切り替える

感情的な人とのやり取りでは、自分は「感情」ではなく「論理」をベースに話すと疲れません。

主語を「私」から「業務」にする(例:「私は〜と思います」→「この業務は〜です」)

曖昧な表現より、事実だけ伝える(例:「たぶん」ではなく「◯時に完了予定です」)

4.タイミング調整で「接触頻度」を下げる

心理学の研究では、ストレス源との接触頻度を下げるだけで、脳の疲労が軽減されることが分かっています。

話しかけるタイミングを選ぶ

チャットやメールで済ませられる部分はそちらに回す

5.“よい人”を演じすぎない(偽りの自己の解除)

イライラする上司の前では「怒らせないように…」と自分を抑えてしまいがちですが、
それは“偽りの自己(false self)”を作り続けることになり、長期的には自己喪失につながります。

6.境界線を保つ:NOを言う勇気も“セルフケア”の一つ

心理学者バーネットは、「自己主張(アサーション)は健康な自己概念を守る方法」としています。

無理な要求は「現実ベース」で断る

感情的にならず、事実と選択肢を伝える

例:「その業務は今は対応が難しいです。◯日以降であれば可能です」

7.モヤモヤは“外在化”して解毒する

心理療法でも活用される「エクスプレッシブ・ライティング(感情を書き出す)」は、
ストレスを可視化し、自己調整力を高める効果があります。

日記やスマホのメモに書き出す

書いたら読み返さなくてもOK(書く行為そのものに意味がある)

おわりに|心の安全距離を保つことは“逃げ”ではなく“戦略”

あなたが感じている不安やストレスは、「甘え」でも「弱さ」でもありません。

むしろ、“自分を守る力”が働いている証拠です。

心理学では、「自分の内側を守る意識が高い人ほど、長く安定して働ける」とされてます。

あなた自身を責めず、日々の小さなセルフケアを続けてくださいね。

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投稿者: yuunagi19

通信大学で心理マネジメントを学習中のyuunagi19が、気になる事や経験、体験したことを中心に執筆している雑記ブログであります。 マイペースに更新するんで、よろしくお願いしMAX! 投資歴17年:主に仮想通貨をトレード中!